読まなくていい

眠れなくて、昔のことを考えている。

いま、憂鬱感が強いから過去のことを考えている。仕事は不満がありながらも今までで一番仕事がしやすい環境だとは思っているし、引っ越してからは生活も充分すぎるほど幸福だが、後ろ髪を引かれるように鬱屈とした感情に引っ張られるし、僕もそのわだかまりに甘んじている。同居人がタナトスはいつも見ているという話をしていたが、本当に……どうしてこうも離してくれないのかわからんけど…………

 

昔のことを考えていると書いたが正確には考えてない。過去が脳内で早送りみたいに再生されてるだけで、別にそれについて何かを考えているわけではない。僕は憂鬱が強めな時はいつも過去を反芻する。僕の憂鬱感には理由がないので、憂鬱に理由をつけたくて過去から理由を探してあとづけしようとしている。あとづけしやすい過去などいくらでもあるが、いくらでもあるので持て余していて、たいてい過去を再生するだけしていつの間にか眠っていたりする。

そういう時に思い出す過去はしんどかった過去なので、憂鬱になるたびに繰り返し再生しているがために思い出の中でも忘れにくくなる。案外僕以外にもこういうことしてるひとは多くて、楽しかったことはすぐ忘れちゃうけどつらかったことはいつまでも覚えていると言われるのはこういうことなのかもしれないと思う。いやでも違うかもしれない。こう、僕は、自分の考える当たり前を万人に当てはめたがる。

 

今日の憂鬱の感じは、なんだかあまり過去のしんどかった記憶と紐づけしづらい。

理由もない憂鬱のくせに生意気だと思うがそういうこともよくある。そういう時にこういうブログ書いてる……高校生のころから…………インターネットに慣れる前まではノートに書いたりしていた。昔からやってることはあまり変わらないんだなとおもう。子供の頃は自分のそういう感情や行動を説明しづらかったけど、今日初めて言語化できたなと思う。それか、できたつもりになってるだけかもしれない。

 

みんな嫌い。